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2018 ウィリエール・ニューモデル⑪

ジャルーン・クロモリ ディスクです。

ウィリエールのグラベル系のバイクです。
クロモリフレームに、スラムのライヴァルハイドロディスクブレーキ(ロード用)を搭載した
ウィリエールでは珍し系の一台といえます~
700✖40Cのセミブロックタイヤはオンロードや、ちょっとしたオフロードでも走行可能です。
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オーバーサイズのクロモリチューブを溶接しています。
ビードがほぼ見えない特殊な溶接技術になっています、美しい仕上がりにイタリア旅行で
日本入荷前のジャルーンを見てきた方々がため息(?)をついていたほどです。
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「JAROON」と書いてジャルーンと読みます。詳しい意味は知りませんが・・・
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フラットマウント(ディスクブレーキ)を搭載するリヤエンド部です。
フロントはΦ160、リヤはΦ140 ローター仕様。
オイルはDOT 5.1。
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ホイールの取り付けは、前後ともスルーアクスルになっています。
ローギヤは42T
スラムの変速システムを搭載。
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勿論、ハイドロタイプのダブルタップ(ライヴァル)、見た目はごついけど
ブラケットの握り心地は満足できる出来に仕上がっております。
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フロントは44Tの1✖(ワンバイ)仕様です。
ロード系にも、この流れは来ているのでしょうか?
フロントチェーンリングはワイドナローを搭載し、チェーンウォッチャーを
省略しています。
ローギヤにすると比率はほぼ「1」になります。
40年以上前はリヤのスプロケットは5枚が標準、フロントがダブルでも
10段変速しかありません。
現在のスプロケットは11枚まで増えていて、1✖(ワンバイ)でも11段変速になり
かなり数が増えているのが分かります。
10段変速の時代はリヤは「13-15-17-19-21」が標準的な組み合わせで
フロントは「52-42」で、比率は「4」~「2」でした。 (画像は参考)
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ジャルーンはリヤが「11~42」フロント「44」なので比率は「4」~「1.05 」
になり、かなりなワイドレシオなのです。
ローギヤでは倍近く軽くなっているので激坂にも対応している(?)です。
半世紀弱で変速の概念が変化したところです。
スプロケットが5枚だった頃は、ローギヤ(比率)を軽くするにはフロントギヤを
ダブル、トリプルへと増やしていったわけですが、フロントを1枚でリヤの
枚数を増やし、歯数を増やすといった発想はなかったんでしょうね?
あったとしても、それを実現化させるテクノロジーがなかったのだと思います。
現在は当たり前の如く存在しているのだから、驚きですね?

今後、ロードレーサー系はダブルのコンパクトギヤ、クロスバイク系は1✖(ワンバイ)が
主流になってくる??
ローギヤはいずれも歯数が増えてロードレーサ系は28Tが標準、30Tオーバーもあり?
クロスバイク系は42Tかな?
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クロモリフレーム(オーバーサイズ ラグレス)

ハイドロディスクブレーキ

スルーアクスル

1✖ (ワンバイ)

700✖40C

<考察>
自転車の新しい方向性を非常に上手く組み合わせたロード系の完成車になっていると思います。
おそらく誰もが一度は乗ってみたくなると・・・試乗会に置いてあればカテゴリーの枠を越えて
人が集まるでしょう。
ただ、ここまで頑張った仕様だと価格は安くはなりません。
コストを下げると必要なパーツ構成から外れてしまい魅力がなくなるのです。
市場がこのような方向に向けば、数の原理でコストは下がると思いますが難しい話でしょう?

この車種はイレギュラーで入荷したものなので展示会のみのデリバリーとなりました。
2018のレギュラー販売はありません。ご了承ください。



@服部産業株式会社







by hattorisports2 | 2017-07-25 13:00 | 軽量おぢちゃん
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